チケットを売りたいけど、どうやって売ればいいのか分からない
ノルマがさばけなくて、舞台に出るだけでマイナスになってしまう
そんな方の為に、年間100本以上舞台本番公演をしてもチケットが問題無く売れるようになった私が実体験のノウハウを生かしてゼロから始めれる実体験形式で作ってみました!
なのでこちらの記事を読めば…
・チケットを売れるようになって本番の事だけに集中できるから実質演技力向上!
・次回の公演にも出演のオファーをかけられやすくなり、実績もつくようになる
から、あなたが本当にやりたい【本業】だけに集中できるはず!
チケットを売らなければならない意味としてはこちらでも紹介しています。併せてご覧くださいね。
役者で売れる為の「最短ルート」を知ること
チケットを売る(役者として売れる)為には、【セルフマーケティング】を知る必要があります。
マーケティング?いきなり難しそう!
大丈夫です。これから超簡単にかみ砕いて説明しますね!
昨今、SNSなどの浸透によって告知情報などは手軽に知る事が出来るようになりましたよね。
私は状況しておおよそ半年で初舞台を踏んだのですが、当時主流だった「mixi」を使って先輩役者さんと同じような文面を作って(ほぼコピペでした…)投稿。
地元の友人や専門学校の同期から「すご~い!稽古がんばって!」とか、スタンプなど反応はあるもののチケット買うよ~って反応は一切なし!
初舞台で台本も覚えなければならないし、集客も考えなきゃ!他にも舞台稽古中はアルバイト出来ないからその分稼がなくちゃいけないし!ってとにかく考える事が一気にたくさんに。
気持ちを切り替えて手売りを繰り返した
その時のチケットは1枚あたり¥2,000-で、ノルマが20枚。つまり1枚も売れないと一ヵ月かけて公演をさせてもらっても¥40,000-の赤字!
どんな理由があろうとプロなんだからお金払いながら舞台に立つのはダメでしょ。と気持ちを奮い立たせてSNSは一旦辞めて学校へ行っては同期に「お願い」して買ってもらって、バイトへ行ってはスタッフやバイト先のお客様に「お願い」して買ってもらって、なんとか稽古の前に53枚のチケットを売る事ができました。
結果としてその公演ではプロデューサーに「頑張って売ったな」って褒めてもらって見に来てくれた人からも「良かったよ!!」なんて声をかけてもらいました。
ただこれが後に非常に苦しむ火種になりました。
いわゆる”テング”状態。
公演後2週間もせずにプロデューサーから次の舞台の出演依頼が来ました。若さゆえなのか上京したてだからだったのか。
連続してオファーがあった事に同期からは羨ましがられて一足早くプロとして舞台を踏んだ経験を私は鼻にかけて、2回目の舞台の話しを請けます。
前回も見にきてくれたし、同じやり方で見に来てくれるだろうと甘く考えて、同期に
「また舞台をやるから勉強しにおいでよ。」
と今考えたら自分で自分を戒めたくなるような謎の上から目線で発信をしていました。
結果、当然惨敗。
2回目の舞台のチケットが売れた結果は、11枚。
当然ですよね。何も実力が無い役者がドヤ顔で渡してくるチケットを買って交通費をかけてその上時間まで与えるくらいなら、私なら売れていてもっと勉強になる舞台や本にお金や時間を使います。
プロデューサーからも「前回売ったのに今回手抜きしたの?」なんて言われて、正直に言うと次から使って頂けないと思いました。
応援したいと思われる努力
初舞台と2回目の舞台での圧倒的な違いは、人に応援したいと思われる努力をしたのかどうか。
これに尽きると思います。
よく、セールスはギブアンドテイクだ!なんて言いますが本当にその通りで私自身がギブ(与える事)をせずに来てくれ!なんて言っても見向きもしませんよね。
TVに出ている芸能人の人達は自分で自分を磨き上げていった結果その表現やパフォーマンスが価値になっているからその時点でギブは成立しているといった考えです。
じゃあ初心者の僕が提供できる価値って何?
そこですよね。私の実体験と一緒に考えてみましょう!
具体的に出来るギブ(与える事)
では、実際にチケットが売れる事に繋がった動きは大きく分けて4つです。
・誘われたら絶対に断らない
・寝るとき以外は常に外に出ていた
・バイトも人と多く関われる場所に変えた
・誰よりも演技に対して貪欲に取り組んだ
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
誘われたら絶対に断らない
基本的には自分からアクションする事が大事なのですが、例えば自分は舞台に来てくれと頼んでおいて相手が舞台に出演するときにはいかないなんて事は論外です。例えお金が無くても「ごめん!バイト代入ったらごはん奢るから今回招待にして~!」って頼んででも行くべきです。
そしてそこには必ず勉強出来る演技が必ずあります。
他にも食事や遊びに関してもフットワークが軽ければ軽い程相手は”頼まれたらコイツは絶対来てくれるし、自分もコイツに頼まれたら行かなきゃな”って思います。
寝るとき以外は常に外に出ていた
家の中にいると楽だし快適ですよね。
ベッドでゴロゴロしながらYouTubeを見ていたらもうこんな時間か!となったなんて話しをよく耳にします。ただここには人との出会いは全く無いんです。
何の意味も無いけど外に出ていると思いがけないハプニングに遭遇する可能性があります。
実際に私も近所の公演で台本を読みながら練習をしておりますと、一人のお爺さんが急に倒れちゃったのですぐに駆け寄って救急車を呼んだって事があったのですが未だに家族で応援してくださる素敵な出会いがありました。
バイトも人と多く関われる場所に変えた
当時融通が利きやすく且つ、稼げるテレアポのバイトと飲食のバイトをやっていたのですがテレアポはお客様と自分が会えるわけでは無いですし非対面です。
その為多少バイト代が下がってもたくさんの人と接する事が出来る方がいい!と思い飲食1本に絞りました。結果として、バイト先に公演のたびにチラシを置いてもらえたりしてそこから見に来ていただけるなんて事もありました。
誰よりも演技に対して貪欲に取り組んだ
当然と言えば当然なのですが、本質はここですよね。
自分の演技を見たい!と言ってくださるファンを作るには自分自身の演技の質を上げる以外には方法はありませんよね。
役者としてのセルフマーケティング
上記を繰り返していると、3回目の舞台のオファーが入ってきました。
結論から言いますと、その舞台に私は100人を超える集客が出来ました。
たったこれだけ?と思われるかもしれませんが、これだけです。
勿論、見に来てくださったお客様一人ひとりにスーパーで買ったお菓子を100均で買った袋に少しずつ詰めて、
名前入りで手紙を書いてお渡しするとか細かい事はやっていましたが見に来て頂くまでの努力は正直、コツコツの積み上げしかありません。
そしてその集客が出来たという実績が大きな舞台のオファーを良い役で頂くチャンスに繋がって、別のキャストさんのファンで来ていたけど”あの人良いね!”って事でファンになってくださる。
という良いサイクルが出来上がって来ました。
こうなってくると、舞台だけやっていてもチケットバックで食べていけるような流れになっていきます。
まとめ
今回はチケットの売り方をゼロから始めるパターンとして書いてみました。
流れを振り返ると、
①お願い(相手からの恩情)→②別のギブを探してテイク(来てもらう)してもらう→③演技力を見に来て頂く(※私の演技力は下手に毛が生えた程度ですw)といった流れでしたね。
二回以上舞台出演経験のある人は本当に共感が得られると思いますが、お願いベースはマジで2回、3回と繰り返して行くと効力が半減してきます(笑)
早いうちに脱却する為に行動しましょう!
結果として人間力の積み重ねで売れている人は売れている理由が必ずあるって事ですね。
ワープはできないのでコツコツと積み上げる為に行動する事が大切です。
他にも役に立つ記事を書いているので良かったら見ていってくださいね。
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